酸水素ガス(オオマサガス)
                                                           2014 2 14


  普通の水素と酸素を 2:1 の割合で混合すると、いわゆる”爆鳴気”になって非常に危険である。しかし、東京・大田区にあるメッキ・プラントメーカー((株)日本テクノ)の いわゆる『オオマサガス』(大政龍晋 社長が開発、2009年)は、200気圧で圧縮したボンベに入れて、2年間放置しても変化することもなく、燃焼時にはバックファイアも起こらない、きわめて安定した性状のガスになる。
  しかも、最も驚くべきことは、このガスで発電機を動かすと、電解時に投入されたされた電気エネルギーの 約5倍の発電エネルギーが発生するらしいことである。 ・・・ フリーエネルギーをどこで発生しているのだろうか?

  (cf. ブラウン・ガス、ジョー・セル(Joe・Cell)ガスなどは、高濃度のH2、O2 のままで、バックファイアー対策に綿などを詰め込んだ管に通す必要があり、爆発事故も多発して、この”オオマサガス”とは全く異なる。)

  このように、非常に有望なエネルギー発生装置であり、夜間電力などを蓄える方法でもあり、大手石油メーカー(新出光・福岡)も研究・開発のサポートしている。しかし、”爆鳴気”は使用できないという法的規制の問題(新エネルギーの審査の権限がある”原子力委員会”による規制圧力)があって、環境省(役人が見学・審査に来た)の許可が下りず、研究段階にとどまり 国内での実用化にはまだ道筋ができていない状況にある。
  現在、オオマサガス推進委員会は福岡(本部)にある。(委員長は 元 福岡市長の 山崎広太郎氏 (2011年))

       http://www.youtube.com/watch?v=oNF_OcQfUKg    http://masashirou.exblog.jp/15759795/
       http://www.youtube.com/watch?v=c_Jk4y7JUM8



  1. 特殊な酸水素ガスの発生:


  メッキ装置メーカーのノウハウを用いて、チタンブレードを低周波振動させて(振動攪拌器)気泡を発生させず均一に攪拌する状態で、電解する。発生ガスが煙のような状態になれば、”オオマサガス”になるという。
  ステンレス製の容器に、200気圧で2年間保存しても爆発や劣化、ガス漏れなどせず、品質はきわめて安定していることが実証済み。

 


  2. ガス組成等の分析:


  ・ 質量分析の結果から、各ピークの差が約18(水の分子量)なので、(H、H、O)の組成が 4〜24個も集まった特殊なクラスター状のガスになっていることが判明した。 H2、O2 の形の通常のガスや、H2O(水)はほとんど含まれていない

  ・ ガスを冷却すると、−180℃程度で液化し、さらに冷却して−230℃になっても 液体状態を保ち、また特に水素ガス等が発生する様子もない。(酸素が固化し、水素が液化しない温度に達すると、単なる混合物ならば 固溶しない水素ガスが急激に発生する。(参) O2のb.p.−183℃、m.p.−218℃、 H2のb.p.−253℃)
  これは、通常のH2、O2 混合物とまったく違う性状になっていることをあらわす。

   (* by. 首都大学東京大学院 理工学研究科 土屋正彦 客員教授、 東工大 谷岡明彦 教授 )

 


  3. 実用に向けて:

  ・ 溶接用の炎にすると、炎の温度は約700℃と比較的低温にもかかわらず、鉄板を焼き切り、タングステン棒が燃える。プラズマのように炎が細くまとまっていて、物に当たるときに”余分なエネルギー”が放出されるらしい。
    溶接機としての実用製品は、すでに、大分県の造船メーカー((株)共栄船渠)が使用している。バーナーとして使用し、切り口がきれいということである。
  ・ 希釈せずそのままのガスで、エンジンや発電機を回して、約5倍のエネルギーが発生するという。白熱灯の実験。
  ・ 現状の自動車エンジンに合うように、LPGと 1:1 に混合したガスを燃料として、まったく同じように車を走らせる試験走行が行われた。(LPGとの混合は、法的規制をクリヤしようとするための方便として) もちろん、エンジンを調整すれば、オオマサガスのみで走らせることができる。排気ガスはもちろん水。

 


  ・ さらに必要な追加実験として、燃焼の詳細なエネルギー収支のデータ本当に超効率か?)、爆発限界の正確なデータ、電解条件の安定領域の見極め、また、ガスを貯蓄しないで運用する技術の確立(直接的な、超効率の発電機に近いもの)、・・・。
  もし貯蔵するなら、安全対策として地下10数mにタンクを設ける?



  ● エネルギー収支の実験結果: http://masashirou.exblog.jp/15759795/

  ・ 2kWhの電力で電解 → エンジン発電 + 白熱電球 の実験で、5kWh消費 ・・・ 2.5倍

  ・ 10kWh電解分 + 20kW分のプロパン → エンジン発電 40kWhの消費 ・・・ オオマサガス分は20kWh、 2倍

    ・・・・  機械損含めた形で、) 本当に 2〜2.5倍の超効率らしい!! ・・・ 純粋に発生するエネルギーは なんと5倍!


  ● また、放射能低減にも効果があるらしい: 振動電解時、ニュートリノが発生して元素転換する!
                               http://mfhqc9393.blog65.fc2.com/blog-entry-2277.html

  (※引用文は、福岡県に在住されている、OHMASA-GAS普及協会の役員をされている伊藤田氏が、 2012 11月16日[金]に高尾征冶博士に向けて発信されたものです。)
======Dr. M.Takao wrote.=======
  折 しも朗報が届きました。私が九大在職中からここ7年近く理論的にサポートしてきた大政ガスを製造する振動電解装置で東電の放射能汚染水を処理したら 、
「放射性セシウムの半分がバリウムになった」との結果が えられたそうです。電解ガス発生場に振動を加えると発生ガスが乳化状のマイクロナノバブルになり、 その微泡の中心から正、反ニュートリノなど情報量子エネルギーが湧き、正ニュートリノの作用でバリウムが生成するからです。 ・・・ ただし、ニュートリノを確認するのは至難のわざです。
  cf. 4年前に、韓国ではブラウンガスを使用して放射能の無害化を研究




  (筆者コメント)

  ・ 水素の結合エネルギー: H2 → H + H  ・・・ 104 kcal/mol (H2、1 mol = 2g)
    酸素の結合エネルギー: O2 → O + O  ・・・ 118 kcal/mol
    水素の燃焼熱:   H2 + 1/2 O2 → H2O  ・・・ 68 kcal/mol
より、
    2H + O → H2O   ・・・・・  68 + 104 + 1/2・118 = 231 kcal/mol

   ∴ 電解時の発熱がほとんど無く、エネルギー効率が良く、H2、O2 の燃焼熱の 約3.4倍発熱することになる。実際は、クラスターになっているので、その解離により さらに低いはず。5倍のエネルギーはどこからやって来るのだろう?




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